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<パルテノン多摩>谷山浩子弾き語りコンサート2013 レポート

※注意
・メモを頼りに記憶を呼び起こしているので、情報の欠落や曖昧な部分(トークなど)があります。
・個人的な感想付きです。
・谷山浩子さんの言葉は緑色の「」で抜き出しています。題名などは『』で表記しています。


4月6日(土)、パルテノン多摩、開場16:30~、開演17:00~





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当日はかなりの悪天候が予想される日でした。
しかし現地に着いた時は風もそんなに強くなく、雨もパラパラ降っているくらいで、ああ楽に来れてよかったなーと呑気に思っていました(そしてコンサート帰りに嵐の本気を実感する)


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雨が降ってるならたぶん花粉もそんなに飛んでないだろうから浩子さんも辛くない!とプラスの方向で考えることにして、グッズとかを色々見たあとに席に着きました。小ホールはアミュー立川とそんなに変わらない広さ?で、人がけっこうごった返している印象でした。
ちなみに席は浩子さんの背中がよく見える位置で、思っていたよりも近いところで嬉しかったです!


~第一部~


1、冬の果実 ~グレアム~

1曲目はアルバム『タマで弾き語り』に収録されていた曲から。
『タマで弾き語り』は、今まさにここに居るパルテノン多摩でレコーディングして作ったアルバムです。が、私はこの時点でそのことをすっかり忘れていて、最初、何でこの曲なのかな?と分かっていませんでした。事前によく調べてから来るべきだった…あとの浩子さんの話でその辺の情報を思い出します。

「風が吹くと反射的に止まる小田急線」「どうなることかと思った」と早速、会場から笑いが沸きます。天候や、それによる電車の運行などを気にかけている様子です。時間が経つほど帰りは辛かろうとのことで、「(途中で)帰っても傷つきません!」とものすごく寂しいことを言ってしまわれるぐらいです。こう言われたらずっとここに居たくなっちゃいますね。

「パルテノン多摩は、6年ぶりです。前はここでコンサートに似た何かをやりました」「アルバムのレコーディングとして、ファンクラブの人を呼んで弾き語りをしました。ここに来るのは『タマで弾き語り』以来。普通のコンサートでこのステージに立つのは初めてだと思います」この辺りでアルバムの情報を思い出す自分。
「1曲目は『タマで弾き語り』に入っている『冬の果実』という曲です。これは、三原順さんの『はみだしっ子』という漫画の、グレアムという人をイメージした曲です」――アルバムの収録曲を選んだとのことで、合点がいきました。


「これからは『タマで弾き語り』に関係なく、パルテノンにちなんだ曲でいきます!といっても、あんまり無いですが…」社会科にうといこともあって、パルテノンにちなんだ曲ってなんだ!?と自分は全く想像がつきませんでした。すると浩子さんの話が続きます。
「パルテノンと言えば、ギリシャ。まずはギリシャの風景が出てくる『窓』という曲を歌います」「私、アテネに行ったことがあるんです。(※何かの抽選?)…に応募した時に、3等が当たって、アテネ行のツアーが30万から20万になりました」「当時、純粋な私はヤッター!と喜んで、ツアーに行きました。しかし修復工事で見られず…」何を見られなかったのか、ちょっと曖昧です。やっぱりパルテノン神殿のことかな?


2、窓
3、さよならのペガサス


『窓』は、オレンジ色の照明で黄昏れているような感じでした。『さよならのペガサス』は全体が群青色の照明で、宇宙か星空をイメージしてるのかな、と思いました。
ここでびっくりしたのは『さよならのペガサス』の曲調で、CDの静かな曲調とは違ってかなり激しい?感じでした。なんだか空を燃えながら駆けて行くようで力強いです。こんなのもあるんだ、とこの曲の印象がガラッと変わります。


演奏が終わり、『さよならのペガサス』の説明が入ります。
「『さよならのペガサス』という曲は『歪んだ王国』ではバラードっぽい曲なんですけど、最初はGSっぽいイメージで作っていたんです」「ライブでやる時は出来るだけそういう感じでやるようにしています」
ジーエス?GSって?とここで分からない単語が飛び出してきて頭の中にハテナが飛び交います。後でグループサウンズのことだよ、と色々と母に教えてもらって、納得したような…そういう音楽ジャンルをイメージして作ったんだな、となんとか理解したような…「阪神じゃない方のタイガースが好き」とか、それっぽい言葉も聞き取れましたが詳しいことは覚えることが出来ませんでした。いやほんとこういう時世代の差がマジで歯がゆいです。


「次は、パルテノン多摩の『タマ』。タマと言えば猫というイメージもあるんですけど、タマゴにしました」「そのまま『卵』という曲と、『エッグムーン』というかわいい曲の2曲です」タマゴと聞いて、あ、これ来るかな…と思ったら来ました!どちらもお気に入りの曲です。この2曲を続けて聴けるとは…!


4、卵
5、エッグムーン


『卵』の照明は赤紫色。と思ったら「幕が下りればいいと~」から静かな間奏に入ると、暗い、緑色の照明に。そして歌が入るとまた赤紫色に戻り。間奏、後奏は全て暗い緑色の照明でした。そして、「卵が割れる」からは真っ赤に変わります。今回のコンサートでは、『卵』は照明の移り変わりが特にめまぐるしいなと感じました。孤独な卵の中、異常事態、など照明でイメージを表そうとしていることがよく分かります。アミュー立川ではこんなふうにいっぱい色が変わることはなかったので、新鮮でした。
曲調は、Aメロはテンポよく寂しい感じ、「これは僕の声~」からの間奏はすっごく力強いメロディーでした。CDの方のイメージとは違っている部分を探せて楽しかったです。
『エッグムーン』では、照明は黄色(タマゴの黄身っぽいイメージ)。床は水玉模様の照明でした。明るくてかわいくて、曲調も声色もさっきまでとは大きくかけ離れています。浩子さんの弾く手が跳ねていてなんだか楽しそうで、聴いているとほんとに楽しくなってきます。最後、CDではアウトしていく部分がちょっと変わっていました。


さて、リクエストコーナーです。勝ち残りで4人、曲をリクエストすることが出来ます。
1回目のチャレンジでは3人が決定し、もう1人だけを決める2回目のチャレンジもありましたが、私は2回とも負けてしまいました。自分のじゃんけん運は去年で使い切った気がするので仕方ないですね。


曲は、客席から出た順番では『紺色のうねりが』『シロツメクサの想い出』『アリス』『岸を離れる日』。
「シロツメクサは、『銀の記憶』と一緒です。『銀の記憶』は歌詞だけ変えて歌いなおしました。『空色のメロディ』という漫画のイメージソングで、最初はこれがオリジナルです」そういえば、Memoriesにそんなことが書いてあった記憶があります。
順番を決めて、4曲続けて歌います。


6、シロツメクサの想い出
7、紺色のうねりが
8、アリス
9、岸を離れる日


『シロツメクサの想い出』、聴いてみたら確かにメロディーは同じです。銀の記憶だけしか知らなかったので、歌詞だけ違うシロツメクサは聴いていて新鮮でした。照明は青色で、消え入るような綺麗な歌です。
『紺色のうねりが』は白い光で、シンプルな照明でした。校歌みたいな曲、と先ほど浩子さんから聞きましたが、納得の演奏です。
『アリス』はピンク色の照明です。Memoriesみたい、と思いましたが、曲調が後半になるにつれ力強くなっていきます。けれど、3番目で寂しくなってきます。
『岸を離れる日』透明感のある水色の中で、明る過ぎない照明でした。なんか聴いたことあるな、と思ったら手島葵さんの方の歌を知っていたからでした。2番目からにぎやかな曲調になってきます。


戻ってこなくても傷つきません。第一部はこれで終わりです」oh…(;´Д`)でも、ちゃんと皆さん戻ってきました。10分休憩ののちに再開です。



……歌を聴いていて、さっきから私は、あれもしかして、って、
明るくなった時に確信してしまったのですが、

右斜めいっこ前の席の人、去年リクエストコーナーのじゃんけん勝負で私と直接対決した人だ!

まさかのこの席の近さ。
立川と多摩は比較的近所なのでこのコンサートに来られていてもおかしくなかったのですが、すっごい近い席でびっくりしました。でもなんとなく、浩子さんの歌が好きってことなんだからそりゃそうだよな、一緒なんだなーって嬉しかったwです。大好きな音楽を一つの空間でみんなと共有してるっていいですね。



~第二部~


10、同じ月を見ている

最新のシングル『同じ月を見ている』から。なんとバックに月が出てきます。Twitterにて、谷山浩子スタッフさんが上げていた画像、こちらですね。
http://twitter.com/taniyama_stf/status/320463849528635392
聴いていると元気付けられるようです。このコンサートで初めて聴いた歌ですが、すごく良い曲ですね!


「去年、16年ぶりに出したシングル盤です」
「Twitterで誰かが呟いていた、“銀河通信とどこが違うのか?”。……よく考えてみると、全然違った!ということが分かりました」「一見似ているようなのだが、『銀河通信』は孤独な歌なんですね。東京、神奈川……都心に行けばたくさんの人がいるのに、独りで、何億光年も先の見知らぬ人に電話をかける。近くにいる人と交流するのがためらわれる」「『同じ月を見ている』は、年をとってそういうのが怖くなくなり、ちゃんと人と(※向き合う?)曲なんです」


おお…同じ月~はここで初めて聴きましたが、Twitterでのどなたかの指摘も含めて、なるほどと思いました。言われてみれば穏やかな曲調も含めて銀河通信を彷彿とさせるような歌です。でも浩子さんのわかりやすい説明で、2曲の違いが明確になった気がします。
銀河通信はとても寂しく心細くて、遠い星に伸びる細い電話線だけが頼り。対して同じ月を~は、月を介して同じ星にいる、近くにいる誰かと繋がっている、そんな曲なのでしょうか。
そういえば会場にいるみんなも、ここで同じ月を見ていますね。


「次からは歴史の歌です」
「ネットで歴史についてまとめているサイトを見たんですが、獲物を狩っていた人間が稲作を覚えて定住して、竪穴式住居に住むようになった、といって写真が残っていたんですね」「でも、そういうのって突然ちゃんと作った家になりますよね。ちゃんとした家になるまでに長い歴史の中で色々あった筈なのに。多分、そういった資料が残っていないから曖昧なことは言えなくて、仕方ないんでしょうね……でも、洞窟からちゃんと作った家、この差はなんだ?とずっと、ずぅーっと気になってたんです。ここ数日。」「じゃあ、コンサートは歴史だ!……と言っても、そういう歌はなく。かーまくらーばくふー♪という歌もない」
会場沸き続きです。


11、風のたてがみ
12、仇


『風のたてがみ』は、夕闇の空(或いは明け方)のような、上は青くて下の方はオレンジがかった色の照明。バックに雲が流れています。去年も歌ってくれた歌です。
『仇』は、床は真っ青。背景は真っ赤な照明でした。「翡翠の首飾り~」から間奏の部分のみ、水色の背景に床がピンク色に変わります。なんとなく、私は夜が明けたようなイメージでした。
母が呟く→口に出せない、のところの流れがすごかったです。感情的に畳み掛けるような感じですっごい。聴いていて圧倒されます。

この2曲を続けて聴けるとは思わなくてテンション上がりました。お気に入りの歌が続くとやばいですね!嬉しくてしょうがないです。


「『仇』は夢に見た話をそのまま書いた、弥生人と縄文人の戦いの話ですが、」「大河ドラマの風林火山という、ええと……勘助……内野聖陽さん!がやっていたドラマ」「終盤にお姫様が出てくるんですが、そのシチュエーションとそっくり!」「見たとき“あっ、仇だ!”と思った」そっくりな部分について、あらすじをちょっと話してくれます。

「好きな女優さんは真木よう子さん、高畑敦子さん、…(※あと数人名前が挙がる)…深田恭子さん…。深田恭子さんだけ毛色が違うねって言われます。そう、ドラマが好き!なんだけど、その話をしていると小田急線が止まる…
「大河ドラマ、低視聴率を記録したそうですが、それが悔しい!何故なら面白かったから!」「大河ドラマは役者の演技を見るには極楽のようなドラマです。何故『江』が高くて『平清盛』が低いの」
「方言を使うんだったら、主役は仕方なくても周りをネイティブの人で固めて欲しい。見ているとどこにもない方言のような言葉が自分の中に出来上がる」「そういえば。朝ドラ、復活したな!面白いです。方言がリアルで見ていて楽しい」「出来るだけ、方言を使うならネイティブを使う、というふうにして欲しい。テレビ関係者の方、もしここに居ましたらよろしくお願いします


ドラマ関係は無知なので、覚えている発言だけ書き出していったら箇条書きっぽくなっちゃいました。


さて、そういうわけで歴史をテーマに。「さかのぼり地球史みたいにする」とのことで、歌もどんどん大昔になっていきます。


13、ほうき星の歌
14、さよならDINO
15、海の時間


『ほうき星の歌』は、床は青色でバックが青緑色の照明。終盤になると星を散らしたような模様のついた背景になります。「ぼくはここだよ~」子供が呟くような、切ない声です。
『さよならDINO』背景は青緑色、床は紫に水玉の模様の照明がついています。なんだか私は恐竜の背中に乗ってるような感じでした。サビのみ背景が緑色になって、長い間奏では真っ赤な色にヘビのウロコのような模様がぐるぐる回るような特殊な効果もありました。どこか、長い時を巡っているようなイメージです。
『海の時間』は全体的に青色で、海の中にいるような感じです。歌の途中、水面から海に光が差し込むような照明が当たって、すっごく綺麗な雰囲気でした。優しい声で、包み込むような音色です。


「こういう日に来て下さってありがとうございます。終わったら、とっとと!おうちに帰ってくださいね、危ないですからね。明日になれば大丈夫だそうなので」文字で書くとそっけない感じになっちゃいますが、もっと心配してくれるような、気遣ってくれるような感じです。いやぁなんというかこんなに心配してもらえるとありがたいです。

「ニコニコ動画とかでよく自分の歌を聴くんですが、改めて“おお~いい歌だな”と思った曲を…」
「ジョジョ、スタンドとか出てくる前までしか読んでないんですが、手描きの絵をつけて上げてくれた動画があるんです。腐女子向けでしたけど」「良かったら探して観てください」

腐女子向けかも?とのことなので、もし隠れていたら悪いので、ここに直接載せるのは控えますね。でも、そんなに濃いものではありません。

ニコニコ動画で動画を視聴されていることは知っていましたが、いつどこで浩子さんが個々の活動を見ているか分かりませんね。こうして作品や記事を公開して活動するにあたっては、気を引き締めていかねば!と思いました。実際本人に見られてると知ったらのた打ち回るだろうなぁ…


16、さよならのかわりに

オレンジ色の背景で、夕焼けっぽいイメージです。最後の歌というのも相俟って、寂しいです…でも、暖かい歌です。


浩子さんが居なくなるとと、会場にアンコールが響きます。そして再び、登場。

「今聞いたところによると、風はそんなに吹いてないです!」
「お礼の歌は、レコーディングをした思い出が強いので、どうせならみんなで……」「どういう歌かというと、袋井市歌。袋井市は、静岡県。メロンがおいしいです」「特にゆかりもないけど頼まれた」

アンコールでまさかの袋井市歌。市歌ということで、これもある意味校歌っぽいのかな?浩子さんが歌詞を担当した曲ですね。

で、みんなで歌う部分を浩子さんがレクチャー。「ふくろい~♪」と、みんなで練習です。おお…会場が一体になっているぞ…とちょっとおかしかったです。どなたかのコンサートレポで、みんなで袋井市歌を歌った時があったのを読んだことがありますが、その時と同じ感じでしょうか。
「ここがふるさと~♪じゃないですけど」「わたしたちの~町~♪でもないですけど」「全部違いますけどね」セルフツッコミが入るのがおかしかったです。
「厳密に覚えなくてもいいです。あとは作曲しても大丈夫。3番だけは繰り返しです」「最後我に返って、“ハッ、袋井じゃなかった”ってなってください」


アンコール 袋井市歌 ~ここがふるさと~

会場全体が明るくて、みんなと合唱しました。すごく楽しかったです。


さて、歌も終わり、浩子さんも居なくなり、終わりです。拍手がいつまでも鳴り止みません。いつまでも鳴り止みません。…アンコールの拍子になってきます。終了のアナウンスが終わってもずっと続きます。まさか…と思いながら、自分もアンコールしていると、浩子さん再々登場。これ、めちゃくちゃ盛り上がりました。

「ありがとうございます、本当に嬉しいです!でも、今回はここまでにさせていただきます」ちょっと残念そうです。いやいやここでもう一回顔を見せてくれただけでも本当に嬉しいです。「風に気をつけて、急いでおうちに帰ってください。皆さんのご無事を祈っております
生きて帰れるか否かの旅路に送り出すかのようにお別れです。


ちょっと名残惜しいですが、ここで本当に終わりです!それにしても最後の会場の一体感が本当に凄かったなぁ。ダブルアンコールに応えてくれたのが嬉しかったです。本当にありがとうございます。


今回は、ものすごく個人的な話になりますが、去年じゃんけんで直接対決したあの人の近くの席に座っていたことが一番衝撃的でした。あの時も近くの席だったしなぁ…じゃんけんするために顔を合わせたせいもあるかもしれません。でも、話しかける勇気はないのでここに書くだけに留めます。またあの人とじゃんけん出来るかなー。
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by uepon-12 | 2013-04-07 17:18 | ○ コンサートレポ
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